正徳小判金は、金品位を慶長金と同等にしたため高品位独特の黄金色が濃い美しい小判です。量目や年代印をまったく施していない点でも慶長金と同じです。慶長金と比較すると、やや横広で、表面のたがね目が画一的です。また、表面の光次の光の6画目が次の字と重なって一本の線になる箇所に違いがあります。正徳小判金は現存数が非常に少ない希少品です。